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大阪大学微生物病研究所

Research Institute for Microbial Diseases, Osaka University
  • 第2部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
髙倉 伸幸
Takakura, Nobuyuki
キーワード
感染症、病原体、免疫、生体防御、基礎生物学、がん、海外拠点
住所
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘3-1

大阪大学微生物病研究所は感染症・免疫疾患を中心とした難治疾患の克服に向けた研究を行っている研究所です。1934年の設立以来、感染症の基礎研究とその制圧について研究を進め、新しい病原菌や病原ウイルスの発見、ワクチンや診断薬の開発など感染症、免疫学分野で多大な貢献をしてきました。また、がんの発生機構の研究にも早くから取り組み、世界に先駆けた培養細胞における発がんの成功、がん遺伝子やがんウイルスの発見など多くの成果を上げ、がん研究の発展に寄与してきました。さらに、研究所で最初に発見された細胞融合現象は体細胞遺伝学の発展や単クローン抗体の開発などに貢献し、現代の生命科学の基礎を築きました。2019年から世界的大流行となった新型コロナウイルスについても、ワクチンや治療法開発に向けて疾患発症のメカニズムを解明すべく研究を進めています。

令和4年度の研究活動内容及び成果


難治疾患の克服を目指して

大阪大学微生物病研究所は1934年の設立以降、微生物病をキーワードに、病原体や感染症、免疫、がんを中心に研究を展開し、生物学分野における基礎研究を牽引してきました。80年以上の歴史の中で、さまざまな研究者が切磋琢磨しながら傑出した功績をあげています。
2010年以降は文部科学省共同利用・共同研究拠点として、生物学・医科学分野の研究活性化に広く貢献しています。
2022年度は研究所のミッションである感染症・免疫・がんの各分野における研究を推進し、難治疾患の完全克服を目指して研究を展開しました。特に、未だ治療法の存在しないゴーシェ病の神経症状発症の新たな分子メカニズムを解明し、米国科学誌Immunityに掲載(Shimizu et al., Immunity, https://doi.org/10.1016/j.immuni.2023.01.008)されるなど、多くの研究成果を関連分野の主要誌に発表しています。

社会との連携


次世代の科学人材育成を目指し、高校生及び高校教員対象のオンラインセミナーを実施しました。
高校生のためのミチシルベ
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1408
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1409
高校教員対象SpringSchool2022@微研
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1456

また、学内関連研究所及び(一財)阪大微生物病研究会との協働により「阪大微研のやわらかサイエンス 感染症と免疫のQ&A」サイトを設置し、新型コロナウイルスについて、科学的に正しい情報のより広範への発信に努めています。
https://biken.yawaraka-science.com/

「阪大微研のやわらかサイエンス 感染症と免疫のQ&A」サイト

「阪大微研のやわらかサイエンス 感染症と免疫のQ&A」サイト

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