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京都大学生存圏研究所

Research Institute for Sustainable Humanosphere, Kyoto University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
山本 衛
Yamamoto, Mamoru
キーワード
生存圏科学、環境診断・循環機能制御、太陽エネルギー変換・高度利用、宇宙生存環境、循環材料・環境共生システム、高品位生存圏
住所
〒611-0011
京都府宇治市五ケ庄
「生存圏科学」を探求する共同利用・共同研究拠点

生存圏研究所は、2004年に木質科学研究所と宙空電波科学研究センターが統合して発足しました。当研究所は、人類の生存を支え、人類と協調的に相互作用する場を生存圏と定義し、急速に変化する生存圏の現状を精確に診断して評価することを基礎に、生存圏が抱える諸問題に対して、包括的視点に立った解決策を示すことを目指しています。当研究所は、生存圏科学の共同利用・共同研究拠点として、「環境診断・循環機能制御」、「太陽エネルギー変換・高度利用」、「宇宙生存環境」、「循環材料・環境共生システム」、「高品位生存圏」の5つのミッションを設定し、(1)大型設備・施設共用、(2)データベース利用、(3)プロジェクト型共同研究推進を通して、国内外の研究・教育機関や民間企業と幅広く連携し、持続的な社会の構築を目指した活動を推進しています。

令和4年度の研究活動内容及び成果


共同利用設備の拡充ならびにミッションとの連携

当研究所は生存圏科学の共同利用・共同研究拠点です。数多くの大型研究設備、すなわち「MUレーダー」、「赤道大気レーダー(EAR)」、「木質材料実験棟」、「居住圏劣化生物飼育棟(DOL)」、「持続可能生存圏開拓診断システム(DASH)」、「先進素材開発解析システム(ADAM)」、「高度マイクロ波エネルギー伝送実験装置(A-METLAB)」などの共同利用を実施しています。大規模な木材標本である材鑑データ、MUレーダーなどの大気観測データ等の情報を統括した「生存圏データベース」を管理・運営しています。2022年度から所内に発足させた「生存圏未来開拓研究センター」を活用して新興領域、融合領域、学際領域の開拓を進めます。日本と世界の研究者との積極的な共同研究によって、5つの連携したミッションに関わる研究成果を生み出していきます。

赤道大気レーダー(EAR)<br>(インドネシア)

赤道大気レーダー(EAR)
(インドネシア)

木質材料実験棟

木質材料実験棟

社会との連携


広報とアウトリーチ活動

アウトリーチ活動の一つとして、SNS (Twitter, Instagram)による情報発信を進めています。動画コンテンツの充実をはかっており、研究所紹介ビデオ(研究所紹介PV 2020 http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/pv-2020_ja/)や新任教員の紹介ビデオを作成して一般に公開しています。また、マンガを用いた研究内容の紹介を京都精華大学との共同で進めており、英語・中国語・インドネシア語の翻訳版も作成しました。(マンガ「生存圏って何??」http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/comic/)さらに、専門家だけでなく幅広く一般の方々にも参加いただける「生存圏フォーラム」を運営しています。会員は大学・行政・企業などからの約700名に達しており、講演会などを行っています。(入会募集中 http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/forum

SNSによる発信

SNSによる発信

マンガ「生存圏って何??」

マンガ「生存圏って何??」

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