研究所・研究センター一覧

九州大学先導物質化学研究所

Institute for Materials Chemistry and Engineering, Kyushu University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
横山 士吉
Yokoyama, Shiyoshi
キーワード
物質化学、ソフトマテリアル、機能材料、炭素材料、先端素子材料、エネルギーデバイス
住所
〒816-8580
福岡県春日市春日公園6丁目1
物質・材料・化学を基盤としたイノベーションと新学術の創生

先導物質化学研究所(先導研)は、物質基盤化学、分子集積化学、融合材料、先端素子材料、ソフトマテリアル分野を専門とする5部門から構成されており、新しい機能性分子の合成から先端光エレクトロニクス材料の素子化など、多岐にわたる研究に取り組むとともに、各分野の研究グループが連携して、新たなイノベーションや新学術の創生を目指しています。学外組織連携では、北大電子研、東北大多元研、東工大化生研、阪大産研と5大学研究所間アライアンスを組み、ネットワーク型「物質・デバイス領域共同研究拠点」として認定を受け、国際拠点形成、先端機器の共用化、人材育成などに取り組み、全国の国公私立大学と共同研究を推進しています。

令和4年度の研究活動内容及び成果


最近の成果

先導研では特に優れた研究成果を随時プレスリリースやホームページに開催しています。

  • コンピュータシミュレーションに対して説明を与える人工知能の応用
    Journal of Chemical Physics, DOI 10.1063/5.0087310
  • 水素化反応を効率化する物質を自動化フロー反応装置で一気に探索
    Reaction Chemistry & Engineering, DOI: 10.1039/D2RE00147K
  • 常温常圧の極めて温和な反応条件下で、窒素ガスを含窒素有機化合物へ直接的かつ触媒的に変換することに世界で初めて成功!
    Nature Communications, DOI:10.1038/s41467-022-33809-5
  • 安定的で高効率発光を示すラジカルを開発 -樹状高分子を結合することで発光効率と安定性が向上
    Angewandte Chemie International Edition, DOI:10.1002/anie.202302550
  • メタンをメタノールに効率よく変換する錯体触媒の開発に成功!この成果はNature誌に掲載されました
    Nature, DOI:10.1038/s41586-023-05821-2
  • 植物の根の成⻑⽅向をかく乱させる物質の開発に成功! 雑草を枯らさない『抑草剤』の開発に期待
    Scientific Reports, DOI: 10.1038/s41598-023-32063-z
  • 計算化学に基づいて巧みに分子設計された超高活性アンモニア生成触媒の開発に成功!—触媒活性の世界最高記録を大幅に更新!
    Nature Synthesis, DOI: 10.1038/s44160-023-00292-9

社会との連携


先導研は附置研究所や研究施設が拠点となるネットワーク型共同研究拠点事業を、北大電子研、東北大多元研、東工大資源研、 阪大産研とともに実施しています。物質創成開発、物質組織化学、ナノシステム科学、ナノサイエンス・デバイス、物質機能化学の柱のもと、全国の学協会、国公私立大学、高専と連携して、物質・ デバイス領域」で多様な先端的・学際的共同研究を推進しています。共同研究は公募によって広く課題を募り、これまでに幅広い研究分野で研究成果を発信してきました。また、先導研で得られた研究成果は、産学連携に展開され材料開発のみならずエネルギー、医療、先端素子の発展に貢献しています。
若手研究者の人材育成では、九州大学の学部・大学院教育を通じた研究育成のみならず、外部機関の若手研究者が研究所に長期滞在して共同研究を進めるCOREラボ、大学院生が自ら研究テーマ―を立案し協力して研究を行う次世代若手研究などを進めています。

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