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東北大学東北アジア研究センター

Center for Northeast Asian Studies, Tohoku University
  • 第3部会

研究所・センターの概要


センター長
千葉 聡
Chiba,Satoshi
キーワード
東北アジア地域研究、文理連携、自然史、歴史文化、国際関係、環境資源、応用・社会連携
住所
〒980-8576
宮城県仙台市青葉区川内41

東北アジア研究センターは、従来の東アジアと北アジア地域を併せた新たな地域概念としての東北アジア地域を対象とする研究機関として、1996年、東北大学に設置されました。20世紀末以後、東アジアの中国、朝鮮半島、日本と北アジアのモンゴル、ロシアのシベリアや極東の関係はますます密接なものとなり、地域の文化・社会・経済・資源・環境等のさまざまな問題が共有されるようになりました。今我々には、東北アジアを枠組みとして、歴史的・現代的視点から、自然科学と人文社会科学の手法を駆使した文理諸分野連携の態勢により研究することが求められています。本センターは、東北アジア地域の諸問題を学際的・国際的な共同研究により推進し、その成果を地域社会に還元していくことを目的としています。

令和2年度の研究活動内容及び成果


人間文化研究機構地域研究事業に拠点機関として参画し、多彩な地域研究を実施しました。ロシアとの文理融合研究により、気候変動による永久凍土融解リスクと社会生態的背景を解明、国際誌で発表しました(図1)。考古学分野で、140万年前のホモ属の卓越した技術(図2)を解明した国際共著論文を米科学アカデミー紀要から出版、CNN News等多数のメディアで紹介されました。天文学との文理融合の共同研究により、従来とは異なる13世紀ビザンツ帝国の皇妃の死去時期を解明し、国際誌で発表しました。中国400年間の系図分析による中国農民の家族観・社会の連続性に関する価値意識について、類例のない学術図書を刊行しました(図3)。漁業復興における漁業技術と海洋生態系の役割、沿岸漁業と資源保全および関連政策、国際捕鯨取締条約から脱退等につき、多数の国際誌論文を発表しました。ユーラシア大陸東部の約19億年以降の地質形成過程について多数の国際誌他で発表、日経新聞で紹介されました。

図1

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図2

図2

図3

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社会との連携


災害映像記録のメディアとしてのドキュメンタリー映画の役割を論じた学術図書を刊行し(図4)、朝日新聞等のメディアで紹介されました。環境政策分野において多くの提言を行い、脱炭素と国内外政策との関係についての専門的知見は多くの新聞で報道されました。永久凍土融解と地球温暖化の関係についての一般向けの環境教材を、日露独の国際共同研究チームによって刊行しました。歴史学分野の福島県における古文書調査の成果を、テーマ展にて情報発信、現地FM局で放送されました。ジェンダー平等と多文化共生に基づく被災地復興を促す調査研究を行い、成果を国際書籍で発表するとともに(図5)、この成果をもとに外国人などを含む福島移住女性の支援実践を行いました。新型コロナの最初の流行地である中国の研究者と共同で、シンポジウムを開催(図6)、また新型コロナの感染拡大が在日中国人に与えた影響を通して、感染症流行時の在日外国人の生活実態に関する調査報告を行いました。

図4

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図5

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図6

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