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神戸大学計算社会科学研究センター

Center for Computational Social Science,Kobe University
  • 第3部会

研究所・センターの概要


センター長
上東 貴志
Kamihigashi, Takashi
キーワード
計算社会科学
住所
〒657-8501
兵庫県神戸市灘区六甲台町2-1

計算社会科学研究センター(Center for Computational Social Science)は、社会科学、計算科学、データサイエンスの融合領域である計算社会科学における共同研究を推進し、計算科学とデータサイエンスに基づいた新しい社会科学としての計算社会科学の確立を目指しています。

当センターは、2018年4月1日に神戸大学基幹研究推進組織として設置され、主に以下の事業を行っています。

  1. 計算社会科学における先端研究
  2. 計算社会科学における研究を促進するための技術開発
  3. 計算社会科学における研究を促進するためのデータベース作成
  4. その他、計算社会科学における学術研究の推進と普及のために必要な事業

令和5年度の研究活動内容及び成果


■Journal of Computational Social ScienceJCSS
Journal of Computational Social Science(JCSS)は、当センター長上東貴志教授を編集委員長として2018年1月にSpringer社から創刊されました。計算社会科学に特化した世界初の査読付き学術雑誌として、世界中から多数の論文が投稿されています。2021年にEmerging Sources Citation IndexとしてWeb of Scienceに収録されました。

令和5(2023)年度は、当センター主催の国際シンポジウム・国際ワークショップを4回、当センター共催のシンポジウム・学会を1回開催しました。主な開催事例は以下のとおりです。

■CCSS Workshop on Computational Social Science
令和5(2023)年12月27日(水)に、″CCSS Workshop on Computational Social Science″を開催しました。ワークショップでは計算社会科学の分野で世界的に著名な、米・南カリフォルニア大学教授で、当センターリサーチフェローでもあるEmilio Ferrara 氏、フィンランド・アールト大学教授で、当センターリサーチフェローのPetter Holme氏の両氏と、他3名の報告者が″AI, GenAI, and the Future of Society″や″Of Postdocs and Editors: My Forays into the Science of Science″などのテーマについて発表しました。若手研究者や大学院生など教育関係者が多数出席し、それぞれの報告で、多くの質問・ディスカッションが繰り広げられ、予定の時間を大幅にオーバーする活発なワークショップとなりました。
CCSS Workshop on Computational Social Science | 神戸大学計算社会科学研究センター, CCSS Kobe University (kobe-u.ac.jp)より上記の部分を抜粋しています。

Emilio Ferarra 氏

Emilio Ferarra 氏

Emilio Ferarra 氏

Emilio Ferarra 氏

村山太一氏

村山太一氏

小林 照義 氏

小林 照義 氏

松井 暉 氏

松井 暉 氏

Petter Holme 氏

Petter Holme 氏

■Joint CCSS-UvA Workshop on Computational Social Science and Intelligent Systems,
Amsterdam 2024
令和6(2024)年3月6日(水)から3月7日(木)にかけて、オランダ・アムステルダム大学で″Joint CCSS-UvA Workshop on Computational Social Science and Intelligent Systems、 Amsterdam 2024″を開催しました。ワークショップでは、当センターとアムステルダム大学の研究者(特に若手研究者や博士課程院生)が一堂に集まり、お互いの研究成果や計算社会科学という新しい研究分野の経験を共有し、意見交換を行いました。また長期的な国際共同研究と今後の両大学間の交流協定の可能性についても話し合うことができました。ワークショップの主なテーマとして「研究と教育」について、11議題、13人の研究者・大学院生が研究報告を行いましたが、議論は「研究と教育」にとどまらず、水とエネルギー供給の結合された人間-自然システムのダイナミクスや、ソーシャルメディアの影響の中での金融システムの探求にまで広がり、さまざまな分野の計算社会科学の手法に基づいた研究について報告・議論がなされました。
Joint CCSS-UvA Workshop on Computational Social Science and Intelligent Systems, Amsterdam 2024 | 神戸大学計算社会科学研究センター, CCSS Kobe University (kobe-u.ac.jp)より上記の部分を抜粋しています。

 

社会との連携


■YouTubeチャンネル『CCSS School on Computational Social Science』
主に大学院生や研究者を対象に、2022年に『計算社会科学入門』(丸善出版、2021年1月発行)12章のうち9章の紹介動画とともに開設しました。その後も動画を追加しています。

CCSS School on Computational Social Science – You Tube – https://www.youtube.com/@ccssschooloncomputationals1386/featured

■スーパーコンピュータ「京」の展示
理化学研究所から譲渡されたスーパーコンピュータ「京」の1筐体を神戸大学フロンティア館3階において2022年から公開しています。経済経営研究所経営機械化展示室では国産初のコンピュータを展示していることから、神戸大学キャンパス内では、国産最古と最新のコンピュータを間近で見学することができます。

スーパーコンピュータ「京」展示

スーパーコンピュータ「京」展示

経営機械化展示室 展示

経営機械化展示室 展示

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