細胞デザイン医科学研究所は、山口大学が強みとする革新的細胞デザイン技術を核として、次世代の細胞治療、遺伝子治療のシーズを次々と創出する国際研究開発拠点を目指して令和5年10月に設立されました。創出した革新的技術に基づく最先端の免疫療法やゲノム医療の実用化を推進し、がんや遺伝病といった難治性疾患の治療法を開発するとともに、これらの革新的治療法を伴侶動物においても応用、検証することを目指しています。人と伴侶動物において得られる知見を相互にフィードバックする好循環を生むことで、創出した技術の社会実装を介した創薬エコシステムの形成、産業創出による地域社会への貢献と人材育成、人と伴侶動物の健康寿命の延伸に取り組んでいます。
名古屋大学大学院医学系研究科との共同研究で、がん悪化を促す転写因子E2F1の分解メカニズムを解明し、「Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS)」に掲載されました。
本研究によって、カルシウムチャネルやカルシニューリンの阻害が新たながん治療戦略となりうる可能性が期待されます。
先進ゲノム編集治療研究部門と医・獣トランスレーショナル臨床研究部門との研究グループは、ブタを用いて水素点滴時の水素の体内動態を世界で初めて明らかにし、Biomedicines誌に掲載されました。
本研究では、水素を異種物質の混入なく点滴製剤(医薬品)に加圧混入できる方法を確立しました。
次世代の医薬品として期待されている再生・細胞医療、遺伝子治療を生みだすため、山口県や宇部市、関係企業と山口大学は連携し、治療法の研究開発や製品化に必要な技術開発、専門人材育成など様々な取組を進めてきました。こうした山口地域で生まれつつある世界最先端の治療法について市民の方々へ理解を深め、市内外の企業や研究機関等へ広く周知することにより研究開発をさらに推進し、健康な未来の実現を図っていくために、大学・宇部市・山口県産業技術センターと共催で開催しました。
![]() |
最先端の医学研究の知見を動物医療へ外挿し、伴侶動物の高度医療として提供する革新的な体制を実現することを目指すため、包括連携協定を締結しました。
伴侶動物の診療や獣医学における研究活動及び教育の推進とその成果の普及を促進することにより、我が国における学術研究の発展と社会実装に向けた開発の促進に寄与し、動物の健康実現に貢献します。
両機関の細胞デザイン技術やゲノム編集技術などの革新的医療技術の研究活動の推進及びその成果の普及を促進することにより、我が国における学術研究の発展と社会実装に向けた開発の促進に寄与することを目的として、包括連携協定を締結しました。
北海道大学
帯広畜産大学
東北大学
弘前大学
筑波大学
群馬大学
千葉大学
東京大学
東京外国語大学
東京科学大学
一橋大学
新潟大学
富山大学
金沢大学
信州大学
静岡大学
名古屋大学
京都大学
大阪大学
神戸大学
鳥取大学
岡山大学
広島大学
徳島大学
愛媛大学
高知大学
九州大学
佐賀大学
長崎大学
熊本大学
琉球大学