大阪大学微生物病研究所では、感染症や免疫疾患をはじめとする難治性疾患の克服を目指し、最先端の基礎研究を推進しています。1934年の設立以来、新たな病原体の発見やワクチン・診断薬の開発などを通じて、感染症や免疫学の分野で数々の成果を上げてきました。
また、がん研究にも早くから取り組み、世界に先駆けて培養細胞での発がんに成功したほか、がん遺伝子やがんウイルスの発見などにより、がん研究の発展に大きく貢献しています。さらに、当研究所で発見された細胞融合現象は、体細胞遺伝学や単クローン抗体の開発など、現代生命科学の基盤を築く礎となりました。
さらに、タイ国立衛生研究所(Thai NIH)との協働により、タイにおける研究拠点を活用した国際共同研究を展開、アジアにおける感染症研究の中核的役割を担っています。
大阪大学微生物病研究所は1934年の設立以降、微生物病をキーワードに、病原体や感染症、免疫、がんを中心に研究を展開し、生物学分野における基礎研究を牽引してきました。80年以上の歴史の中で、さまざまな研究者が切磋琢磨しながら傑出した功績をあげています。
2010年以降は文部科学省共同利用・共同研究拠点として、生物学・医科学分野の研究活性化に広く貢献しています。
2024年度は研究所のミッションである感染症・免疫・がんの各分野における研究を推進し、難治疾患の完全克服を目指して研究を展開しました。特に、自己免疫を起こさないがん免疫活性化法を開発、米国科学誌Scienceに掲載(Kuratani et al., Science, https://doi.org/10.1126/science.adn8608)されるなど、多くの研究成果を関連分野の主要国際ジャーナルに発表しています。
次世代の科学人材育成を目指し、高校生及び高校教員対象のオンラインセミナーを実施しました。
高校生のためのミチシルベ
https://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1661
https://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1662
高校教員対象SpringSchool2025@微研
https://www.biken.osaka-u.ac.jp/news_topics/detail/1735
また、学内関連研究所及び(一財)阪大微生物病研究会との協働により「阪大微研のやわらかサイエンス 感染症と免疫のQ&A」サイトを設置し、新型コロナウイルスについて、科学的に正しい情報のより広範への発信に努めています。
https://biken.yawaraka-science.com/
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