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筑波大学アイソトープ環境動態研究センター

Center for Research in Isotopes and Environmental Dynamics University of Tsukuba
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


センター長
恩田 裕一
Onda, Yuichi
キーワード
福島、原発、放射能、アイソトープ、環境、水循環
住所
〒305-8577
茨城県つくば市天王台1-1-1

2011年3月に、東京電力福島第一原子力発電所事故(原発事故)が発生し、原子炉施設から放出された放射性物質は、東日本の広域に飛散・沈着しました。地表面に降り積もった放射性物質の再飛散や、放射性物質を吸着した土砂の移動にともなう河川、湖沼、海洋への移行、森林・農作物、陸域・海洋生物への移行過程についての学問的知見を国際的に発信することが我が国の責務です。

本センターの目的は、陸域及び海域、生態系における放射性物質の拡散・輸送・沈着・移行過程を同定し、その実態とメカニズムを解明すること、及びそれに基づいて長期的な汚染状況の予測と被ばく線量に及ぼす影響を解明することです。
そのために、放射性物質の移行の実態とメカニズム、環境影響評価に関する国内外の共同研究を推進し、それら研究成果を集約する拠点として機能させることにより、環境中の放射性物質動態における世界最高レベルの研究・教育拠点を創出します。
また、様々な学問分野における最先端の研究者を交えた分野横断的な共同研究を推進することにより、長期的な汚染状況の予測と被ばく線量低減に資するとともに、放射性物質をトレーサとした新しい環境動態研究分野の創出を目指します。

平成30年度の研究活動内容及び成果


部門セミナーを年11回開催し、知識の共有・研鑽に努めたほか、「原子力災害特別セミナー」(10月10日)、「陸域―海洋放射性セシウムの分布と動態の解明 ―地中海と福島沿岸の比較解析―」(10月31日)の2回、海外から講師を招聘し公開セミナーを開催しました。
また、恩田センター長が12月3日から7日、ウィーンで開催されるIAEA主催の「放射性物質の安全に関する国際会議」に出席し、研究から得た知見を活かし総まとめを行いました。

2019年3月18日より22日まで本学にてIAEA地域協力協定に基づくプログラム「同位体技術を用いた深層地下水の持続可能な管理に関する評価」 に関わるトレーニングコース「同位体データの解析と解釈-実地演習」をIAEAと本学生命環境系の共催、当センター、山岳科学センター等の後援により開催しました。

2015年度から2017年度にかけて実施された「原子力災害による環境・生態系影響リスクマネージメント人材育成事業」について、3月29日付けで文部科学省よりA評価を受けました。

社会との連携


シンポジウム「Lesson #3.11プロジェクト」を開催

日本科学未来館(東京都江東区)の未来館ホールで、3月10日、シンポジウム「Lesson #3.11プロジェクト」が行われました。
事前登録者で定員の240席が埋まり、当日参加者向けにサテライト会場が設けられるなど、関心の高さを感じさせた本シンポジウム。参加者のうち研究者は40人程度となり、一般からの参加者の多さに目を見張りました。
本テーマ「原発事故から7年、放射能汚染の状況はどこまで改善したのか」は、幅広く関心を集めている課題であることを認識。福島第一原子力発電所の事故から7年目を迎え「これからの課題」について意見を交換し合うという観点において、有意義なシンポジウムとなりました。

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