研究所・研究センター一覧

東北大学電気通信研究所

Research Institute of Electrical Communication, Tohoku University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
大野 英男
Ohno, Hideo
キーワード
情報デバイス、ブロードバンド通信、人間情報システム、ソフトウェア工学、 ナノエレクトロニクス・スピントロニクス、ブレインウェア
住所
〒980-8577
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1

本研究所は、八木・宇田アンテナやマグネトロンなど、1930年前後の本学工学部電気工学科における電気通信の先駆的研究の高まりを背景に、1935年、附属電気通信研究所として設置されました。現在、20余の研究分野から構成され20年のホライズンの研究を行う4研究部門、10年のホライズンで活動する 2研究施設、5年のホライズンを特化して行う研究開発センターの3体制を整えております。本研究所は、情報通信分野唯一の共同利用・共同研究拠点として研究者コミュニティに開かれた共同研究を推進し、国内外の研究者と連携して「人間性豊かなコミュニケーションを実現する総合的科学技術」の研究を行い、先導的役割を果してまいります。

平成28年度の研究活動内容及び成果


世界初、速度に応じて自発的に足並みを変える四脚ロボットを開発

石黒章夫教授らは、四脚動物が速度に応じて足並みを自発的に変化させる現象を、四脚ロボットで再現することに世界で初めて成功しました。さらに、ロボットが発現した振る舞いは、エネルギー効率に優れたものであり、ウマなどから得られた特性とよく一致することがわかりました。この成果は、四脚動物に比肩しうる運動能力を有するロボットの工学的実現のための基盤技術となるだけでなく、生物が示す巧みな動きの発現機序解明にも大いに資することが期待されます。

開発した四脚ロボット、B:再現された移動速度に応じた足並みの変化。上図:移動速度パラメータの変化。下図:色で示す期間は各脚が地面に接地している期間を示す。

開発した四脚ロボット、B:再現された移動速度に応じた足並みの変化。上図:移動速度パラメータの変化。下図:色で示す期間は各脚が地面に接地している期間を示す。

IoT機器向け高速・省電力AES暗号処理技術の開発

本間尚文教授らは、暗号を中心とした次世代情報セキュリティ技術の実現に関する研究に取り組んでいます。平成28年度は、特に、現在SSL/TLS通信や無線LANなどで広く利用されている暗号方式AES(Advanced Encryption Standard)のハードウェアを対象として、ガロア体と呼ばれる特殊な数体系を駆使することにより従来比50%超の省エネルギー化を実現できることを明らかにしました。現在、同暗号処理技術を搭載したプロトタイプシステムによる実証実験を行うとともに、他の暗号方式への応用を進めています。

省エネルギーAES暗号ハードウェアのために開発したハードウェアアルゴリズムの概要

省エネルギーAES暗号ハードウェアのために開発したハードウェアアルゴリズムの概要

社会との連携


当研究所では、研究成果を知って頂くための公開活動を進めています。2016年7月には本学大学院工学研究科オープンキャンパスにて当研究所の半数の研究室が展示に参画しました。同年10月の当研究所一般公開では、およそ2,600名以上の来場者がありました。さらに、産学官連携のきっかけづくりを目的とし、2016年11月に「人間社会と人工知能」をテーマとした仙台フォーラム、2017年2月には、情報通信分野における 研究拠点としての当研究所が、所外の研究者と遂行している共同プロジェクト研究の成果発表会を開催しました。その他、広報誌「RIEC News」およびその英語版の発行をしています。また、東日本大震災後当研究所が中心となって設立した電気通信研究機構、ならびに当研究所の研究成果が中核となって国内初の民間100%拠出により設立された本学国際集積エレクトロニクス研究開発センターにおいて、産学官連携に取り組んでいます。

通研公開の様子

通研公開の様子

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