研究所・研究センター一覧

東北大学電気通信研究所

Research Institute of Electrical Communication, Tohoku University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
大野 英男
Ohno, Hideo
キーワード
情報デバイス、ブロードバンド通信、人間情報システム、ソフトウェア工学、 ナノエレクトロニクス・スピントロニクス、ブレインウェア
住所
〒980-8577
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1

本研究所は、八木・宇田アンテナやマグネトロンなど、1930年前後の本学工学部電気工学科における電気通信の先駆的研究の高まりを背景に、1935年、附属電気通信研究所として設置されました。現在、20余の研究分野から構成され20年のホライズンの研究を行う4研究部門、10年のホライズンで活動する 2研究施設、5年のホライズンを特化して行う研究開発センターの3体制を整えております。本研究所は、情報通信分野唯一の共同利用・共同研究拠点として研究者コミュニティに開かれた共同研究を推進し、国内外の研究者と連携して「人間性豊かなコミュニケーションを実現する総合的科学技術」の研究を行い、先導的役割を果してまいります。

平成27年度の研究活動内容及び成果


高機能高可用性情報ストレージ基盤技術の開発

村岡裕明教授らは、多くの建屋が損壊しインターネットも途絶する東日本大震災のような甚大災害時において、住基情報や医療情報などの重要情報に被災直後からアクセスできる高い耐災害性を持つ高可用ストレージシステムの開発に取り組んでおり、90%の保護が可能な分散ファイル複製の最適化とストレージネットワークの高速化を実現しました。現在、学内ネットワークに実装したストレージサーバ上に試験用に開発した電子お薬手帳アプリを展開して実証実験に取り組んでいます。

試作した耐災害ストレージシステム

試作した耐災害ストレージシステム

 

 

防災行政無線屋外拡声システムの高度化

鈴木陽一教授らは、災害等の非常時情報伝達手段として全国で活用されている、屋外拡声システムの高度化研究を推進しています。東日本大震災では、複数の拡声装置からの音が大きな遅れ時間と共に混合することが音声伝達性能の大きな阻害要因となることがあらわになりました。そのような場合、高親密度音声の利用が有用であること聴取実験を通して示すとともに、音声伝達が極めて困難な地域にも津波の到来を伝えるための警報音の作成を行いました。

Fig11_03

上:東松島市のある地点でのインパルス応答。3つの子局からの音声が時間差を持って到来していることがわかる。これが、音声伝達性能を著しく低下させる。
下:様々な音環境下での音声伝達性能を示した図。A~Gのいずれの聴取条件でも、高親密度語の方が低親密度語に比べて高い音声伝達性能を有していることがわかる。

社会との連携


当研究所では、研究成果を知っていただくための公開活動を進めています。2015年6月には当研究所本館開所式および創立80周年記念式典を開催しました。2015年10月の当研究所一般公開では、およそ2,700名の来場者がありました。さらに、産学官連携のきっかけづくりを目的とし、2015年11月に「超スマート社会」をテーマとした東京フォーラム、2016年2月には、情報通信分野における 研究拠点としての当研究所が、所外の研究者と遂行している共同プロジェクト研究の成果発表会を開催しました。その他、広報誌「RIEC News」およびその英語版の発行をしています。また、東日本大震災後当研究所が中心となって設立した電気通信研究機構、ならびに当研究所の研究成果が中核となって国内初の民間100%拠出により設立された本学国際集積エレクトロニクス研究開発センターにおいて、産学官連携に取り組んでいます。

通研公開の様子

通研公開の様子

 

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