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東京工業大学科学技術創成研究院先導原子力研究所

Laboratory for Advanced Nuclear Energy, Institute of Innovative Research, Tokyo Institute of Technology
  • 第1部会

研究所・センターの概要


所長
竹下 健二
Takeshita, Kenji
キーワード
原子力エネルギー、量子・粒子線科学、革新的原子力システム、原子力安全・セキュリティ、核燃料サイクル、使用済み核燃料および放射性廃棄物処理・処分、同位体科学、原子力材料、放射線医療応用・生物影響
住所
〒152-8550
東京都目黒区大岡山2-12-1 N1-16

先導原子力研究所の前身である原子炉工学研究所は、1956年に「原子炉工学に関する学理及びその応用の研究」を目的とした研究施設として設置され、1964年に附置研究所に昇格しました。2016年4月から大学の組織改革により先導原子力研究所と名称が変更され現在に至っております。原子力分野において重要な役割を担い、60年を超える歴史を持つ研究所です。名称変更に伴い、研究分野も原子力・放射線利用全般に拡大しました。規模が小さいにもかかわらず、多くの優れた研究成果を挙げてきました。エネルギーと地球環境問題に対処し、人類の持続的発展に資する基礎的・基盤的研究を進めるとともに、魅力のある新しい学問領域を開拓し、国内外の原子力共同研究拠点を目指して、原子力エネルギー利用と原子力安全、放射線利用に関する学術研究を推進しております。

1957年に設立された大学院理工学研究科原子核工学専攻(修士・博士課程)は、発足当時より本研究所の全教員により運営されております。本専攻も2016年4月の組織改革により、分野横断型教育コース「原子核工学コース」に継承されております。

平成29年度の研究活動内容及び成果


研究のミッションと教育

2016年度より開始された第三期中期計画では、原子炉工学研究所が培ってきた原子力科学技術を基盤に、

  • 革新的原子力システム研究
  • アクチノイドマネージメント研究
  • グローバル原子力セキュリティ研究
  • 高度放射線医療研究

に関するミッション主導型の研究を進めるとともに、新しい学問分野を創成し、次期ミッション主導型の研究へ発展させることを目指した原子力基盤研究を実施しています。

Fig40_01

先導原子力研究所では研究開発と並び人材育成にも注力しております。2011年度に文部科学省により採択された博士課程教育リーディングプログラム「グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント養成」では、国内外の原子力関連の業界で国際的リーダーとして活躍する人材の育成を目的とした新しい大学院博士課程教育プログラムが開始され、さらに2014年度には、福島第一原子力発電所の廃止措置事業の遂行に必要な人材の長期育成を目指して、原子炉廃止措置等研究教育プログラム「廃止措置工学高度人材育成と基盤研究の深化」が開始されました。

社会との連携


東京電力福島原発事故からの復旧に向けて

2011年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故発生直後は、大学周辺の放射線計測や住民・学生等への放射線説明会等を実施し、さらに現地での放射線計測も支援しました。また、研究面では早期復旧に向けて、

  1. 汚染水や汚染土壌の浄化と海水により冷却された塩化物含有燃料集合体の処理・処分技術開発
  2. 遠隔計測技術、燃料デブリの臨界安全性研究、極微量分析技術開発
  3. 事故で発生した廃棄物の合理的な処理・処分システム構築に向けた基盤研究

を組織的に推進し、復旧に貢献するとともに、安全性をより向上させた次世代原子炉の開発や、核拡散抵抗性の高い核燃料開発、放射線の人体影響解明など、原子力安全の根本に係わる諸課題に取り組んでいます。

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