徳島大学先端酵素学研究所は、2016年、既設の疾患酵素学研究センターと疾患プロテオゲノム研究センターを統合するとともに、藤井節郎記念医科学センターと糖尿病臨床・研究開発センターを附属施設として設置されました。生命現象において中心的役割を担う酵素について、生体反応の触媒としての構造・機能を探るこれまでの酵素学を基盤に、オミクスなどの最新技術を用いた包括的解析を推し進め、ゲノムから個体に至る生命情報の本質的・統合的な理解につながる最先端の医科学研究を展開します。先導的な研究成果を世界に向けて発信するとともに次世代を担う研究人材を育成し、健康長寿社会の実現に向けて疾患の病態解明と医療への応用を目指します。
科研費では新たな研究領域を設定して、異分野連携や共同研究、人材育成等を図る大規模なグループ研究を「新学術領域研究(研究領域提案型)」として支援していますが、先端酵素学研究所では、平成29年度には下記の2分野の教授が「新学術領域研究」(生物系)の代表を務め、本事業を推進しています。
ゲノムから個体に至る生命情報を統合的に理解する先端的な基礎医学研究成果を社会に還元するために、学内外に開かれたオープンラボに企業を含む学外研究者を迎え入れて、学際融合的なアプローチでイノベーション創出を目指す「オープンイノベーション」システムを始動させました。また、徳島県が克服すべき最重要課題である糖尿病に対し、発症・重症化の阻止による健康寿命の延伸を目指した研究推進を基盤に、人材育成と先進的医療連携基盤による良質の均てん化された糖尿病診療の地域展開を進めています。更に、地域の高校生を研究室に招き入れての遺伝子組換え実験講習会、特定非営利活動法人「ゲノム徳島」との連携による市民公開講座など、地域の市民を直接的な対象とする社会連携活動を実践します。
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