被ばく医療総合研究所では、放射線被ばく医療に関する基礎的研究や人材育成、海外の大学や研究機関と部局間協定を締結して国際共同研究も進めています。さらに、2019年度からは文部科学大臣から認定を受けた「放射能環境動態・影響評価ネットワーク共同研究拠点」を設置し、令和4年度開始の第4期中期計画・中期目標期間も国内外機関と緊密な連携による研究活動を継続して展開します。
また、弘前大学は原子力規制委員会から原子力災害に対応するナショナルセンターに指定されており、その中で本研究所は、平常時及び緊急時における高度被ばく医療に関する支援業務の一翼を担っています。
本研究所は、弘前大学の特徴的な取組の一つである「被ばく医療と放射線防護に資する基礎研究」を推進する専門家集団として、今後も国際的な視野を有する専門的人材の育成、世界トップレベルの研究開発や国際的なネットワーク構築、さらには、国際標準化活動にも積極的に取り組んでいきます。
被ばく医療会総合研究所では、アジア・アフリカを中心として部局間連携協定を締結しており、特にインドネシア、タイ、カメルーンなどの大学や研究機関と連携を強化し、国際共同研究を展開しています。今回、部局間連携協定を締結しているインドネシア原子力庁(BATAN)との、インドネシアの高自然放射線地域における被ばく線量評価に関する共同研究成果がScientific Reports (IF=4.379) 及びScience of the Total Environment (IF=7.963) に掲載されました。
また、福島原発事故以降の10年間にScientific Reportsに掲載された論文の中から、Editorが主要な論文として選んだ25編の論文のうち、本研究所の教員を含む研究者が共同執筆した論文4編が選ばれました。
本研究所三浦富智教授がメンバーとして参画している「リンゴ機能性表示食品開発グループ」が取り組んできた、リンゴの健康機能性に関する科学的根拠に基づく「リンゴ機能性表示食品の開発」が評価され、公益財団法人園芸振興松島財団「2020年度第46回園芸振興奨励賞」を受賞しました。
さらに、2021年には、青森県の産業・経済の発展に寄与した者、および青森県の名誉を著しく高揚された者に授与される「第23回青森りんご勲章」を受章しました。
本グループの活動成果は、リンゴの機能性表示及び高付加価値化に活用され、今後の機能性に着目した農産物の普及や加工品開発、さらに、リンゴ生産地域や産業全体に広く波及していくことが期待されます。
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