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広島大学放射光科学研究センター

Hiroshima Synchrotron Radiation Center, Hiroshima University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


センター長
島田 賢也
Shimada, Kenya
キーワード
放射光、超伝導、スピン、物性・生命異分野融合、高輝度小型放射光源、人材育成
住所
〒739-0046
広島県東広島市鏡山2-313
放射光を用いた物質科学研究の推進と人材育成

放射光科学研究センターでは、小型放射光源(HiSOR)が発生する紫外線~軟X線域の放射光を利用し、世界最先端の計測技術を用いて超伝導や電子スピンに由来する量子現象を研究する固体物理学および溶液中の生体分子の立体構造を研究する物性・生命異分野融合領域の研究、ならびに高輝度小型放射光源や挿入型光源に関する研究を行っています。
また大学の中に置かれた研究拠点として、多様な文化や背景を持つ国内外の大学・研究機関の第一線の研究者と共通の研究課題に取り組み、互いに学ぶことのできる環境を活用した、学部・大学院生および若手研究者の育成を進めています。

令和2年度の研究活動内容及び成果


熱ダメージで毛髪タンパクが構造変化する過程の高精度観察に世界で初めて成功

ヘアアイロンなどの熱による毛髪のダメージは、毛髪の約85%を占めるケラチンと呼ばれるタンパク質の凝集が大きな原因となっています。広島大学放射光科学研究センターの放射光ビームラインBL-12(図(a))では、溶液中のタンパク質の構造変化を分子レベルで高精度に評価することができ、ケラチンが熱凝集して溶液中で懸濁した状態でも十分な信号強度が得られます。この放射光を用いて、熱処理条件下にあるケラチンが時間経過ごとにどのように構造変化するのかを観察することに初めて成功しました(図(b):円二色性スペクトル)。これにより毛髪の熱ダメージの抑制効果の高い薬効成分などを探索し、新しいヘアケア製品の開発につなげることが可能となりました。この研究は、広島大学放射光科学研究センターと(株)ミルボンとの産学共同研究で実施されました。(詳しくはhttp://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/research/result/54.htmlをご参照ください)

 

社会との連携


人材育成への貢献

広島大学放射光科学研究センターは、中四国地域の小・中・高校における体験学習、総合学習、スーパーサイエンスハイスクール研修等で、研究施設を活用した体験学習の機会を提供するとともに、「第62回(令和2年度)教育・文化週間」での一般公開に参加しました(図(c))。コロナ感染防止対策のもとで施設見学を実施しただけでなく(図(d))、インターネットで施設と教室を結んだリモートセミナー(図(e))や仮想現実(VR)技術を活用したVR施設見学(図(f))なども新たに提供しました(詳しくは、http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/content/files/VR-infomation.pdf)。
また、高エネルギー加速器研究機構と連携したリモート講演会(広島大・KEK-day〜加速器のすゝめ)を実施しました(詳しくは、https://www2.kek.jp/accl/KEK_University/kekday.html)。

 

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