考古学、歴史学、人類学、経済学、社会学、哲学等の人文社会科学を核とし、本学および国内外諸機関の地質学、生物学、化学、物理学、神経科学、情報科学等の研究者との緊密な連携のもとに人類文明の来し方・行く末を探求する文理横断型研究拠点です。研究部門と文化遺産マネジメント部門からなり、研究部門には「文明基礎科学研究コア」「社会動態学研究コア」「地域動態学研究コア」の3つの研究コアを設置しています。文化遺産マネジメント部門は、大学構内の遺跡の発掘調査および埋蔵文化財の整理・保管・研究に携わり、研究成果の地域への還元や地域社会との連携を促進します。現代社会が抱えるさまざまな問題を人類の文明動態という大きな枠組みの中で見つめなおし、社会組織、技術、信仰、経済、芸術などが、相互に関連しあい、人の生き方をどう変えるか、その複雑な動態を明らかにし、持続可能な社会の構築に貢献します。
分野を超えた研究プロジェクトを募集し、10件を採択して新たな研究グループ創生を支援しました。8月を除く毎月、オンラインでRIDCマンスリー研究セミナーを開催し、多彩な分野の研究者による研究進捗状況の共有や分野横断的な議論を推進しました。セミナーは一般公開とし、毎回30人前後から100人の参加がありました。2022年2月には第4回国際マヤシンポジウム「テオティワカンとマヤ」をオンライン開催し、多くの国からの参加者を得たほか、現地の研究者・学生を交えた有意義な議論が展開されました。研究成果については研究所のウェブサイト、Facebookにより、迅速に国内外に発信しました。オンライン・ジャーナル『文明動態学』を創刊し、日本語・英語で分野を超えた研究成果を発表する場を構築しました。我が国の文明形成史上重要な岡山県倉敷市楯築遺跡の報告書を刊行し、岡山大学学術成果リポジトリでも公開して広く活用できるようにしました。パリ第1大学傘下の出版社CEMCAと当研究所の共同出版で生物考古学の国際的論文集を刊行しました。
研究所開設記念キックオフシンポジウム「パンデミックと文明-感染症と向き合う過去から未来へ-」をハイブリッド開催しました(動画を研究所YouTubeで公開中 https://www.youtube.com/watch?v=LpQiUDysB3M&t=17s)。国際シンポジウム「瀬戸内地域を事例として ニューノーマルとインターローカルネットワーク」をオンライン開催しました。公開講座「マヤ文明とテオティワカン遺跡」を実施しました。備前市との連携・協力協定に基づき、BIZEN中南米美術館の収蔵資料を用いた研究・商品開発、備前市で出土した縄文土器のデジタル復元研究などを進めることになりました。
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