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大阪大学レーザー科学研究所

Institute of Laser Engineering, Osaka University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
兒玉 了祐
Kodama, Ryosuke
キーワード
レーザー科学、プラズマ科学、高エネルギー密度科学、レーザー核融合科学
住所
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-6

本研究所は、1972年以来レーザー科学を推進し、パワーレーザー開発を始め様々なフォトニクス開拓と学際的な基礎・応用研究を展開しています。自主開発した大型レーザーは100%コミュニティーに開かれた世界最大級のレーザー施設として国際的に高い評価と期待をうけ、プラズマ科学ならびにレーザー科学の共同利用・共同研究拠点として学術の創成と産業イノベーション実現に貢献しています。平成29年度に学内の光量子ビーム科学関連技術と機能を集約した「レーザー科学研究所」に改組し、機能の強化を図りました。研究体制は、光物質材料工学、フォトニクスの開拓を担う「光量子ビーム科学研究部門」、パワーレーザーによる新しい学問領域の開拓を目指した「高エネルギー密度科学研究部門」、核融合エネルギーを最終目標に学術融合の「レーザー核融合科学研究部門」並びに物理インフォマティクスなど学際連携の要となる「理論・計算科学研究部門」です。

平成30年度の研究活動内容及び成果


平成30年度、外国人PIの国際共同研究は30課題を含み112課題の共同研究を実施しました。パワーフォトニクス、プラズマフォトニクス、テラヘルツフォトニクスに関する研究開発とともに、これらの基盤技術を用いたレーザー駆動量子ビーム科学やレーザー宇宙物理学、レーザー地球惑星科学、高エネルギー密度物質材料科学などの高エネルギー密度状態の科学やレーザー核融合科学に関する研究を行い、それぞれの分野でインパクトの高い成果が得られました。

米国、仏国、独国、ルーマニア、ベトナムに設置した海外連携オフィスを活用し、国際共同研究・人材交流・情報収集活動を推進しました。特に米国に関しては、平成30年1月に文部科学省-DOE間で日米科学技術協力に関する新たな枠組みとして、本研究所が推進する「高エネルギー密度科学」が設定されました。また、スペインのマドリッド工科大学とのクロスアポイントメント制度に関する協定、カリフォルニア大学サンディエゴ校・理工学部・航空宇宙工学科、ローマ・サピエンツァ大学・基礎科学工学・応用学部、ロシア科学アカデミー応用物理学研究所、ロシア科学アカデミーレベデフ物理研究所、チェコ科学アカデミー物理研究所、南京大学、フィリピン・マプア大学と新たに学術交流協定を締結しました。

さらに関連学会並びに利用者コミュニティの議論をもとに、当研究所と量研機構関西研が中心機関となり、国際競争力のある次世代の大型ハイパワーレーザー施設の構想を「極限状態を利活用した、あらゆるスケールの構造機能の探究ができる、ハイパワーレーザーインテグレーションによる新共創システム」として取りまとめました。

社会との連携


●産業とのつながり

研究所が持つレーザー光源ならびに応用に関する技術と知識を生かし、社会的課題解決のための文科省、経産省などの事業に参加し貢献しています。大学、研究機関、企業、関連団体が協奏し連携するための場として、従来のIFEフォーラム、光エレクトロニクスフォーラムと併せて新たにパワーレーザーフォーラムを設立しました。また産学連携実践の場として、研究所内に「レーザーオープンイノベーションプラットフォーム」を新たに整備するとともに、所内のシーズ技術を広く公開するために、「レーザー科学100」を作成し広く配布しています。さらに国内外の企業支援の3つの共同研究部門を設置し社会課題解決に貢献しています。

●若手研究者・学生とのつながり

1992年に大阪大学の 学生有志によって、研究室合同の勉強合宿として開始された「レーザー夏の学校」を支援しています。レーザー科学に関する単なる座学だけではなく、学生が自ら勉強会や実験を企画・実施し後輩に指導するOJTとして機能しています。従来から研究所が取り扱っていた大阪大学近藤賞を国際賞とするとともに、IFEフォーラムと連携しアジア太平洋物理学会連合プラズマ物理学会に若手賞U30を実現するなどして、国際的な若手人材養成に努めています。

●地域とのつながり

地域振興と大学のアウトリーチ活動を目的に国際会議開催地の地元教育委員会、地元報道機関と連携し市民講座を開催しました。本研究所の研究・教育活動の具体的な内容を直接見学・体験していただくため、毎年5月に一般公開を実施し、子供から大人まで多くの方々にお越し頂いています。

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