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北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

Slavic-Eurasian Research Center, Hokkaido University
  • 第3部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


センター長
田畑 伸一郎
Tabata, Shinichiro
キーワード
スラブ・ユーラシア地域研究、ロシア、シベリア・極東、 中央ユーラシア、東欧、地域比較、境界研究
住所
〒060-0809
北海道札幌市北区北9条西7丁目
スラブ・ユーラシア地域研究の世界的拠点

スラブ・ユーラシア研究センターは、1955年に設立され、旧ソ連・東欧地域に関する、人文・社会科学を中心とした学際的研究を使命としています。歴史、文化、言語、人類、政治、経済、国際関係などの専門家が力を合わせ、フィールドワークと文献研究を両輪とした多様なプロジェクトに取り組んでいます。特に旧ソ連・東欧で脱社会主義化が進んだ1990年代以降、政治・経済・社会の深い変動と、スラブ系とテュルク系、キリスト教とイスラームなどにまたがる文化的多様性に注目した研究を進め、旧ソ連・東欧以外のユーラシア諸地域との比較研究も行っています。共同利用・共同研究拠点としては、国内外の研究者・関連学会との連携を一層強めながら、アジアにおけるスラブ・ユーラシア地域研究をリードし、世界的な拠点となっています。

平成27年度の研究活動内容及び成果


スラブ・ユーラシア地域を超えた地域間比較

本センターでは、新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」(2008~2012年度)のなかで、ロシアを中国やインドなどの地域大国と比較する研究を進め、この研究は事後評価でA-という高い評価を得ることができました。この研究の成果は、「シリーズ・ユーラシア地域大国論」6巻本として、2013~2016年にミネルヴァ書房から刊行されました。このようなスラブ・ユーラシア地域を超えた地域との地域間比較の有効性が証明されたことから、ユーラシア地域大国を様々な側面から比較するプロジェクトを基盤研究A「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と相互認識の比較研究」、同「ユーラシア地域大国(ロシア、中国、インド)の発展モデルの比較」、基盤研究B「社会主義文化における戦争のメモリー・スケープ研究―旧ソ連・中国・ベトナム」などで継続しています。2015年7月には、ロシア・ソ連を世界史のなかに位置付ける国際シンポジウムを開き、スラブ・ユーラシア以外の地域の専門家も多数参加して議論を行いました。

Fig5_01

2015年夏期国際シンポジウムのポスター

Fig5_02

2015年夏期国際シンポジウムの主な参加者

 

 

社会との連携


境界研究による地域社会とのネットワーク

本センターでは、グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」(2009~2013年度)のなかで境界研究を本格的に展開し、この研究は事後評価で「設定された目的は十分達成された」という最高の評価を受けました。この研究では、社会との連携にも力が入れられ、地方自治体、公益法人、NPO等の実務者との間で境界地域研究ネットワーク JAPAN(JIBSN)を作り、境界地域を結ぶ研究・実務連携と社会貢献を行っています。このような活動が認められ、このネットワークは、2015年度の地域研究コンソーシアム社会連携賞を受賞しました。なかでも、国境(ボーダー)を観光資源として活用しようとする試みである国境観光(ボーダーツーリズム)は、地方活性化につながる社会実践として注目されています。

Fig5_03

Fig5_04

JIBSN竹富セミナーでの西表島巡検の様子

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