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京都大学防災研究所

Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University
  • 第1部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
中川 一
Nakagawa, Hajime
キーワード
防災学、減災学、災害学理、自然災害科学、地震災害、 火山災害、地盤災害、気象災害、水災害、総合防災
住所
〒611-0011
京都府宇治市五ヶ庄
災害大国日本の防災研究拠点として

1951年発足。1996年に、阪神・淡路大震災を機に危機管理など減災のための社会システム研究の重要性を鑑み、ミッションを「災害に関する学理の研究および防災に関する総合研究」に再定義。2005年からは総合防災/地震・火山/地盤/大気・水の4つに大別される5研究部門・6研究センターの体制で、自然災害とその防災・減災に関する研究を推進しています。
「自然災害に関する総合防災学の共同利用・共同研究拠点」として、日本全国の15の隔地観測・実験施設と京都大学宇治キャンパスにある実験設備を活用しています。2001年から自然災害研究協議会(NDRC)、2015年から世界防災研究所連合(GADRI)について発足以来事務局を務め、国内・国外ともに防災研究のネットワーク拠点として活動中です。

平成29年度の研究活動内容及び成果


◆重点研究課題

「巨大地震災害」「極端気象災害」「火山災害」「防災実践科学」の4テーマ、および「国際展開」を重点的に取り組む課題と設定し、研究を推進しています。
平成29年度には、巨大地震災害については文科省受託研究「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」を推進しています。極端気象災害では九州北部豪雨災害について全所を挙げた調査を実施し「2017年九州北部豪雨災害調査報告書」を上梓しました。国際展開では引き続きSATREPSによる研究プロジェクト(次項参照)を推進するほか、世界防災研究所連合(GADRI)の事務局としても150機関以上の研究機関とともに活発に研究交流活動を進めています。

◆主な研究プロジェクト
  • 新学術研究領域:地殻ダイナミクス ―東北沖地震後の内陸変動の統一的理解―(H26-H30)
  • 基盤研究(S):減災の決め手となる行動防災学の構築(H25-H29)
  • 基盤研究(S):ストームジェネシスを捉えるための先端フィールド観測と豪雨災害軽減に向けた総合研究(H27-H31)
  • 地球規模課題対応国際技術協力プログラム(SATREPS):インドネシア:火山噴出物の放出に伴う災害の軽減に関する総合的研究(H26-H30)
  • 地球規模課題対応国際技術協力プログラム(SATREPS):バングラデシュ国における高潮・洪水被害の防止軽減技術の研究開発(H26-H30)
  • 地球規模課題対応国際技術協力プログラム(SATREPS):メキシコ沿岸部の巨大地震・津波災害の軽減に向けた総合的研究(H27-H31)
  • 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS):ワジ流域の持続可能な発展のための気候変動を考慮したフラッシュフラッド統合管理(H29-H32)
  • 日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)(H27-H31)
  • 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題「レジリエントな防災・減災機能の強化」:津波避難訓練および支援ツールの開発研究(H26-H30)
  • 博士課程教育リーディングプログラム:グローバル生存学大学院連携プログラム(H23-H29)
  • 文部科学省受託研究:南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト(H25-H32)
  • 文部科学省受託研究:日本海地震・津波調査プロジェクト(H25-H32)
◆主な災害調査
  • 2017年7月 九州北部豪雨災害
  • 2017年9月 ハリケーンイルマ・ハリケーンマリアによるカリブ海被害
  • 2017年9月 メキシコで続発した地震(M8.1, M7.8)

社会との連携


地域および世界に開かれた研究所として、地域社会や国際社会との連携そして知の伝達に力を入れています。
災害発生時には、発生直後から現地調査にあたった研究者による調査速報を研究所のウェブサイト等に掲載し、いちはやく情報を公開することに努めています。
また、公開講座(京都と他地域で隔年開催)、京都大学宇治キャンパス公開、研究発表講演会といったイベント(それぞれ年1回開催)では、一般の方々に向けて防災研究の成果をお伝えしています。これらの講演のうち一部についてはYouTubeで映像を公開しています。
全国にある隔地施設においても、宇治川オープンラボラトリー(京都市伏見区)では、水害・土砂災害に関連する大規模実験施設を消防・警察関係者による災害救助実習に利用いただいています。阿武山観測所(大阪府高槻市)では、観測所を地震観測に関するサイエンスミュージアムとして整備し、教職員やボランティアガイドによる親しみやすい案内のもとで見学会を月数回実施しています。

第28回公開講座「災害を知り、災害に備える」(2017年10月11日、キャンパスプラザ京都)

第28回公開講座「災害を知り、災害に備える」(2017年10月11日、キャンパスプラザ京都)

ボランティアスタッフが案内する阿武山観測所の地震計見学ツアー

ボランティアスタッフが案内する阿武山観測所の地震計見学ツアー

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