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京都大学東南アジア研究所

Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
  • 第3部会
  • 共同利用・共同研究拠点

研究所・センターの概要


所長
河野 泰之
Kono, Yasuyuki
キーワード
持続型生存基盤研究、文理融合アプローチ、フィールド・サイエンス、ASEAN、実践型地域研究
住所
〒606-8501
京都府京都市左京区吉田下阿達町46
発展する東南アジア地域の国際共同研究拠点

前身の京都大学東南アジア研究センターは、1963年、日本における地域研究のパイオニアとして設立され、1965年に官制化された後、2004年に附置研究所として再出発し、2015年には設立50周年記念式典を開催しました。人文・社会科学のみならず、農学・生態学・医学などの自然科学を組み込み、フィールド・サイエンスと文理融合アプローチによる学際的共同研究の重視という点で、他の地域研究と異なるユニークな特徴をもっています。バンコクとジャカルタに海外連絡事務所をもち、東南アジアとその周辺諸国では学術交流協定を締結している大学や研究機関を中心にフィールド・ステーションを開設しています。これらの海外研究拠点を活用して、現地の研究機関・研究者との国際共同研究や学術交流に、積極的に取り組んでいます。民族や宗教の多様性に満ちたダイナミックな地域である東南アジアには、2015年末に「ASEAN経済共同体(AEC)」が発足しました。東南アジアは、人口6億のASEAN として重要な政治経済アクターとなり、さらなる社会発展が期待されます。さまざまな問題を抱えつつも大きな可能性を秘めている東南アジア地域について、その全体像を理解し、人類社会の未来を拓く叡智を探るため、東南アジア研究所は、国際的な連携のもとで研究を今後とも推進していきます。

平成27年度の研究活動内容及び成果


学術交流・研究協力ハブとしてのアジア展開

国内外を結ぶ学術ネットワークのハブとして、日本・東南アジアが直面する地球規模の諸課題に取り組むべく、「ライフとグリーンを基軸とする持続型社会発展研究のアジア展開-東アジア共同体構想を支える理念と人的ネットワークの強化-」(2011-2016年度)、「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム-世界の成長と共存を目指す革新的生存基盤研究のための日・アセアン協働強化」(2014-2016年度)、「日アセアン科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進-(JASTIP)」(2015-2020年度)による国際共同研究を現在推進しています。また、2009年から始まった文部科学省認定共同利用・共同研究拠点として「東南アジア研究の国際共同研究拠点」による公募型共同研究活動は、日本国内の東南アジア研究者とのネットワークと拠点形成をより充実し、新しい共同研究を模索するためにも今後も継続していきます。また2015年12月には、研究所設立50周年記念事業の一環として、海外の東南アジア研究者のネットワーク強化のために東南アジア・東アジア諸国の中核的研究機関とともに2013年に設立した「アジアにおける東南アジア研究コンソーシアム(SEASIA)」の第一回国際会議を京都にて開催しました。第二回は2017年にタイでの開催がすでに決定されています。

国際会議SEASIA2015には28カ国530名が参加(2015年12月12~13日京都国際会館)

国際会議SEASIA2015には28カ国530名が参加(2015年12月12~13日京都国際会館)

社会との連携


東南アジアセミナーの開催など

1976年以来東南アジアおよびその隣接地域の学術的研究に関心を持つ学部生や大学院生、社会人、若手教員らを対象として東南アジアセミナーを開催してきました。2010年から東南アジア各地で開催していましたが、今年度はオランダのアジア国際研究所と共催し、京都で開催しました。「アジアの都市にみる芸術の力」をテーマに40名以上が1週間にわたり京都市をフィールドとして都市研究の理論・方法論を学習しました。また、京滋地域にフィールド・ステーションを設け、地域住民組織や地方行政組織などと協働し、研究成果を地域社会に還元するために、実践型地域研究を展開し、市民参加型ワークショップを開催しています。

一般市民も参加したオープンフォーラム(2016年1月30日京都市元立誠小学校)

一般市民も参加したオープンフォーラム(2016年1月30日京都市元立誠小学校)

 

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