東南アジア地域研究研究所は、東南アジア研究、グローバルな地域研究、地域研究の情報学との融合を柱とし、60年の活動の伝統を生かして世界の東南アジア研究の拠点となるべく活動を展開しています。人文社会科学から生命科学を含む自然科学まで様々な専門分野の研究者が集い、対象地域の諸課題の解明に、横断的な協力によって取り組んでいます。フェロー制度のもと世界中から常時7〜8名の客員教員が参加し、またアジアの主要機関が参加する「アジアにおける東南アジア研究コンソーシアム」(SEASIA)の基幹組織としてその展開に努めています。
共同利用・共同研究拠点「グローバル共生に向けた東南アジア地域研究の国際共同研究拠点」において公募型共同研究を展開しました。国内34機関、海外31機関と連携して共同研究を主導し、フィールドに立脚した文理融合型の総合的な東南アジア研究を推進、国内屈指の東南アジア研究史資料を強化し若手研究者の養成を目指しています。
科学技術面での日アセアン研究協力関係構築を目的とする「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進」事業を展開、学内6部局と協力してタイ国立科学技術開発庁、インドネシア国立研究革新庁、マレーシア日本国際工科院との共同研究を実施しました。
海域アジア遺産調査(MAHS)ではモルディブ芸術文化遺産省、インドネシア教育省、タイのシラパコーン大学と連携し、各国沿岸地域に分布する危機遺産のマッピングとデジタル保存、オープンアクセスデータベースの確立に向けて活動しました。
出版活動においては、自然科学・社会科学、人文学にわたる分野の論考を掲載し、最先端の問題提起を行う学術誌(和文2冊、英文3冊)を刊行、国内外大学出版局と連携した和英のモノグラフシリーズより2冊を刊行、また既刊から受賞作品が生まれています。
日本と世界が直面する課題に取り組むため、社会との対話から生まれたアイデアを研究活動に反映させ、地域の課題に取り組む学際的・国際的な教育・研究の場を内外の若手研究者に提供しています。2024年度は気候変動時代の都市化と生活の質をテーマに、産学共同研究プログラムの一環として東南アジアセミナーを実施しました。
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